Cat of AZ

Non Stop Thinking

デジモンアドベンチャー tri. 第1章「再会」

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第1章「再会」 劇場3週間限定上映 告知TV-CM(30sec.) デジモンアドベンチャー tri. デジモンアドベンチャー 15th Anniversary Project

はじめに

アニメへの批評(一般に感想のこと。かっこいいので「批評」と表現した)というのは、内容がポジティブであれば何を言ってもいいのだけど、ネガティブなコメントは難しい。作っているのはクリエイターで、我々はあくまで消費者だから。これは批判する権利がないと言いたいのではなく、モラルの問題で、有り体に言えば行儀が悪くなりがちだと思う。作品はクリエイターのものであり、ファンのものでもある。しかし、クリエイターとファンが良好な関係ではない、というのは珍しいことではない。

デジモンアドベンチャー tri. においては、新シリーズ制作発表以後、キャラデザの変更希望の署名活動があり、熱狂的ファンとクリエイターの間で良好な関係が築けるかに不安があった。ファンに愛される作品になるだろうか、という懸念は少なからずあった。 署名活動に関して、ファンとしての気持ちはわからないでもないが、やはり無粋であると思うし、モラルに反していると思っている。*1

いかに愛する作品であっても我々はクリエイターに託すことしかできない。そしてクリエイターが最高だと信じて仕上げたものを、ファンは受け入れるべきだと思っている。

まぁそんな感じで、第1章「再会」が本日まで劇場公開だったわけです。 TVシリーズ第1作世代の思い入れのあるファンとして、感想を書いておこうと思う。

キービジュアル

超かっこいい。

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サブタイトルの「再会」には、リメイクとしての意味(ファンと作品の再会)も込められていて、懐かしさと新しさがあって大変に高まるキービジュアルとなっている。

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最高。

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感想

いきなりOPにButterflyで最高。特にタイトルロゴまでのデジタル感溢れる映像が良い。さらに進化時のBGMは brave heart で高まる。最高。EDは I Wish で最高。原作へのリスペクトがすごい。

思い出補正もあって音楽は最高だった。ただ、作画や演出はクオリティが高くなかった。作画はキャラデザの評判が良くなかったこととは全く関係ないと思うんだけど、デジモンのバトルにリソースを割いたためか、人物の作画は全体を通して崩れていて残念だった。太一の心境が第1章の物語の中心にあるんだけど、太一の気持ちがあまり伝わってこなくて共感できなかったのは残念。

尺に制限があるから仕方ないんだけど、成熟期以降の進化演出があっさり終わってしまって悲しい。もっと引っ張って丁寧に進めて欲しかった。今作では一貫してタマゴがコンセプトになっていて、進化演出もタマゴなんだけど、もっと動いてほしかったというのが正直なところ。

キャラクターが成長しているのは見どころで、変わったり変わらなかったりして掛け合いは楽しかった。 デジモン同士の戦いはプロレスって感じで、各モンスターの強さが上手く伝わる流れになっていたと思う。技の出し合いが激しくてこれぞエンターテイメント。

考察(ネタバレ)

ストーリーは、brave heart の歌詞を踏襲しているのではないか。

以下、brave heartの歌詞(一部)。

逃げたりあきらめるコトは 誰も

一瞬あればできるから 歩き続けよう

君にしかできないコトがある 青い星に

光がなくせぬように

つかめ! 描いた夢を

まもれ! 大事な友を

たくましい自分になれるさ

知らないパワーが宿る ハートに火がついたら

どんな願いも 嘘じゃない

きっとかなうから…show me your brave heart

第1章のテーマがこの歌詞そのまんまで、視聴者としては悩む太一にまさに「show me your brave heart!!!」って感じになる。

ヤマトの「俺たちにしかできない」というセリフがあったし、決定的なのは太一が夢を問われたときに「友達に会いたい」と答えるところで、これは間違いなく「描いた夢」と「大事な友」の歌詞にかかってると思う。

改めて、原作へのリスペクトが本当にすごいんだなと感動した。

まとめ

第2章も楽しみにしています。

Butter-Fly~tri.Version~

Butter-Fly~tri.Version~

brave heart~tri.Version~

brave heart~tri.Version~

*1:オリンピックのロゴ騒動のように、素人がよかれと思って口を出すことが良い結果を導くというわけではない。

第2回 京アニ&Do ファン感謝イベント 「私たちは、いま!!」

行ってきた。

概要

kyoanido-event.com

みやこメッセで行われる京アニのイベント。資料展示、ステージ、物販が行われる。

第1回 京アニ&Do CTFK 2013

なお、2年前に行われた第1回にも参加している。

kyoanido-event.com

第1回では各作品の頭文字を取ったタイトルでわかりやすいと思っていたんだけど、第2回のタイトルには全く継承されなかった。 あれから2年、C(中二病でも恋がしたい!)T(たまこマーケット)F(Free!)K(境界の彼方)は全て劇場版まで展開されていて驚き。

主な変更点

  • 開催期間:1日→2日
  • 参加費:1000円→2000円
  • 会場規模:1フロア(ステージ会場と展示物販会場)→2フロア(物販専用フロアの増加)
  • トークイベント:展示に分類(参加無料)→ステージに分類(チケット別売り)
  • その他:展示にスタジオゾーンが新規追加

感想

第1回が最高のイベントだったことは強く記憶に残っていて、リピーターとして特に期待していたのは、トークイベントと絵コンテだった。

トークイベント

第1回でトークイベントが展示枠に含まれていて、前回と同じノリだろうとのんびり構えていたら今回のトークイベントのチケット申込を逃した。悔しい。ちゃんと確認しておくべきだった。

今回も山田監督のいい話とか聞けたらしい。

絵コンテ

前回は1話分を一冊として手に取れる形で、しかも1クール分全話が各話ごとに置いてあって、ガッツリ読むことができた。今回は原画同様に壁に吊るす形で、しかも1話だけの展示だった。

絵コンテは原画よりも読むのに時間がかかるので、とにかく混雑する。今回はFree!の絵コンテだったこともあって、もう絶望的に混雑していた。本として閉じて置いてあったらあまり読む人はいないのに、壁に吊るされると多くの人がちゃんと見るために並ぶので悲しい。

前回は絵コンテだけで1日潰せるぐらいのボリュームがあって満足感が高かっただけに残念。 そういえば、台本も前回はガラスケースに入って展示されていたけど、今回はなかった。

原画

原画の展示は量は少し増えていたのと、展示の密度が低めにされていて見やすかった気がする。生原画がガラス無しに貼ってあるのがすごくて、つい触りたくなってしまう(もちろん触らないけど)。原画見てるとあのシーンとかあのシーンとか感動が蘇ってきて泣きそうになる。良かった。

スタジオゾーン

今回新たに追加されたスタジオゾーンが今回の展示の目玉だった。アニメスタジオの現場が再現された展示で、アニメ制作の各工程をアニメーターが実際に作業しているところを見れる。本当に作業をしてる。作画、背景、彩色、編集とかやってる。信じられないんだけど、本当の本当に作業をしている。作画はえんぴつで線を入れているし、他はPCが置いてあってキーボードを高速で操作して色が塗られていくし、After Effectで効果入れたりしているところを見れる。作っている作品は来年1月から放送予定の『無彩限のファントム・ワールド』だった。

いろいろ気になって聞きたいことがあったけど、マジで作業しているので聞けなかった。アニメーターがノマドしてるみたいな感じだった。本当に面白かった。

メッセージコーナー

スタッフのメッセージが書かれた付箋が貼ってあるボードのコーナーがあった(去年もあった気がするけどちゃんと覚えていない)。 だいたいどのメッセージにもイラストが添えられていて見応えがあった。 特に、撮影や商品開発部といった仕事でイラストを書かなさそうなスタッフのメッセージでもイラストが上手でびっくりした。

ただ、撮影OKなので回転率が悪くて、行列がなかなか進まなかったことは残念だった。

甘城ブリリアントパーク

甘城ブリリアントパークに関しては歴代作品として番宣ポスターがあるのみで、原画等の資料展示に一切登場しなくてさみしい。いすずちゃんの設定資料見たかった。

まとめ

トークイベントが聞けず、絵コンテコーナーは縮小され、甘城ブリリアントパークの資料展示はなかったけれど、それを全部吹っ飛ばすぐらいスタジオゾーンがすごかったので満足している。

帰宅したら響け!ユーフォニアムの2期と劇場版が発表されてた。これも楽しみ。無彩限のファントム・ワールドも楽しみにしてます!!!

キルミーベイベーと事なかれ主義

経緯

キルミーベイベーで声優として出演していた高部あい麻薬及び向精神薬取締法違反容疑で逮捕されたこと受けて、各種配信サービスから出演作品のキルミーベイベーが消えるという事態に発展した。

info.b-ch.com

BDが販売停止になったなどの情報も流れているけど裏取りしていないので正確なことは不明。

問題

キルミーベイベーに対して個人的な強い思い入れはない。「きらら作品はどれも面白いなぁ。きらら作品にハズレなし!!!」と思ったときキルミーベイベーのことを思い出して考えを改めるぐらいには思い入れがない。放送時も途中で切ったので最終回まで見ていない。

しかし、とにかく今回の販売停止の対応は受け入れがたい。ネガティブな報道に対して、事なかれ主義的な対応が過ぎると思う。

出演者一名が容疑者として逮捕されたことで出演作品が販売停止に追い込まれることは作品に関わったスタッフ全てに対して損害であり、不幸である。他のスタッフに罪はないし、まして作品にも罪はない。何より、このような対応は容疑者本人の望むところでもないと思う。

今回販売停止された作品の制作がどういった組織構造、契約内容であるかは不明なのだけど、この事態にこの対応を取らなければならないような仕組みであれば変わって欲しい。過去に同様の事例があったというのは聞いたことがないので、今回は作品に関わっていたコンテンツホルダー、スポンサー、事務所等の特別な力が働いた可能性もあるかなとは思う。

出演作多数の人気声優を、冤罪であろうととりあえず容疑者で逮捕してしまえば出演作全部を販売停止にできる、みたいな脆弱性になっていたら恐ろしい。

まとめ

罪のない作品を罰するようなことはやめてほしい。

キルミーベイベー (1) (まんがタイムKRコミックス)

キルミーベイベー (1) (まんがタイムKRコミックス)

Back to the Futureと西暦2015年10月21日午後4時29分

「Back to the Future」 という最高に面白いSF映画があって、シリーズ3作品の2作目「Back to the Future Ⅱ」では30年後の未来である西暦2015年10月21日午後4時29分にタイムスリップする。そして現実世界ではまもなく、30年後の未来である西暦2015年10月21日午後4時29分を迎える。

https://gyazo.com/98d01c5dc36b91bbfb7ad0b76f0f84df.png

見よう

というわけで、「Back to the Future」 を見よう。

西暦2015年10月21日午後4時29分に「Back to the Future Ⅱ」を見ると作中の時間と同期して鑑賞することができる。これは聖地巡礼のようなもので、作品に登場した舞台に足を運び作中の物語や登場人物と空間を共有する行為に似ている。 作中の物語や登場人物と時間を共有する行為であり、名前はまだない。 名前がないのは発生頻度が低いからで、なぜなら「Back to the Future Ⅱ」においては西暦2015年10月21日午後4時29分にこれを行わなければもう二度と機会が来ない。

注意事項

ドクやマーティが西暦2015年10月21日午後4時29分にやってくるのは一作目「Back to the Future Ⅰ」ではなく二作目「Back to the Future Ⅱ」である。よって、これから「Back to the Future Ⅰ」を見て復習しておくと良い。

「Back to the Future Ⅱ」の舞台はカリフォルニア州の架空の都市「ヒル・バレー」。日本とカリフォルニアの時差はマイナス16時間なので、ヒル・バレーの西暦2015年10月21日午後4時29分は日本の西暦2015年10月22日午後8時29分となる。

追記:マイナス17時間と表記してたが、カリフォルニアではサマータイムが実施中なため、時差はマイナス16時間となるらしい。「Back to the Future Ⅱ」が公開された1989年にもアメリカではサマータイムは施行されていたので、マイナス16時間と考えるのが妥当と思われる。修正しました。

さらに、物語はいきなり西暦2015年10月21日午後4時29分から物語が始まるのではなく、冒頭約5分頃が該当するので、5分前頃から鑑賞するのが良い。

以上のことから、日本では西暦2015年10月22日午後8時24分頃に「Back to the Future Ⅱ」を再生すると良い。

過去とか現在とか未来とか

「Back to the Future Ⅱ」を初めて見た当時、未来に行くってことは、車が空を飛んで、ボードはホバーして、服は即乾燥するし、靴紐は勝手に結んでくれるみたいなのを想像してた。現実が未来に追いついても、そのほとんどは実現しなかったけれど。

でもよく考えてみると「Back to the Future Ⅰ」の舞台である1985年に自分は生まれていなかったし、公開から10年以上経っていたであろう当時すでに作中の時間は過去だったわけで、そりゃ2015年なんてあっという間にやってくるよな、とも思える。時間の流れは止まらないし、未来は確実にやってくる。

今から30年後は西暦2045年。どんな世界になっているか想像がつかないけど、まだ車は空を飛んでないと思う。

リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード

見た。

感想

最高でした。

伝えたいこと

  • 1作目のリトルウィッチアカデミアと同時上映なので、まだ一度も見たことがなくても見に行こう

  • 2週間限定公開なので早めに行こう

  • 入場者特典で複製原画をもらえるし劇場に行こう

  • BDも出るけどまだ先なのでとにかく劇場に行こう

余談

アニメミライ 2013を見た当時、テレビシリーズになってほしいなぁという話を書いていた(アニメミライ - Cat of AZ)んだけど、テレビシリーズになったのは「デス・ビリヤード」で、「リトルウィッチアカデミア」はテレビシリーズにはならなかった。けれど劇場で満足できたのでよかった。

オタクから見た「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム展」

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国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO

手塚治虫先生の没年(1989年)以降のアニメ・マンガ・ゲームの歴史を展望するというテーマで、国立新美術館で行われている企画展。 高校生以下は無料なので今すぐ見に行って欲しい。展示は8月末まで。

キュレーションについて

この分野での消費活動歴が10年以上にもなると、展示されている作品は馴染みの深いものが多く、少なくとも名前ぐらいは聞いたことがある作品ばかりだった。とても懐かしい気持ちになれる。 一方で、展示で紹介されていない作品もたくさんあるわけで「どうしてこの作品を選んだのだろう」ということを考えてしまう。他の作品に強く影響を与えている作品や、ジャンルの先駆け的な作品についてはわかりやすいんだけれど。 展示されている資料についても同じで、一作品の数ある資料の中から「どうしてこの資料を選んだんだろう」ということを考えてしまった。

以下、疑問に感じた例。

  • 最初の展示である年表に書かれている作品の選定基準がわからない。
  • 第1章の「現代のヒーロー&ヒロイン」で、NARUTOがあってワンピースがない。
  • 同じく第1章で、七つの大罪、マギ、少女革命ウテナはアニメとマンガで別扱いになっていて、他作品より2倍の展示スペースを使って紹介している。
  • アンチャーテッドの動画をプロジェクターで大きく流しているのに、アンチャーテッドの紹介が小さい。PlayStationからPlayStation4までの作品比較動画の一つとして紹介されているだけだった。
  • 初音ミクに関して、資料がフィギュア一つのみ、ライブ映像が流れているだけ。
  • 艦これに関して、資料がフィギュアのみで、プレイ動画がない。
  • 第7章のリアルの問題をテーマとした漫画紹介について、まずテーマ性でカテゴライズして欲しかった。思春期の心理描写が中心の少女漫画、原発問題をテーマにした漫画、スポーツ漫画が混ざっていてわかりにくかった。
  • クリエイターがテーマの第8章で、アニメ(ーター)見本市は取り上げているが、なぜアニメミライではなかったのか。
  • 全展示を通してガンダムラブライブ!といった影響の大きな作品が登場しない。

もっと取り上げるべき作品もあったと思うし、必要以上に場所を取り過ぎている資料も多いと感じた。版権が絡んで制約がいろいろとあるんだろうとは思うけれど。

良かった点

歴史的ゲームを実機でプレイできる。シーマンとか。今だとハードを用意するのも面倒になる感じのゲームから、比較的新しいゲームまで、実際に手にとって遊ぶことができるのは大変良かった。

作品の注釈に、関連する他作品が紹介されていてわかりやすかった。

テクノロジーがテーマの第2章とゲームがテーマの第4章は整理されていて展望できる良い展示だったと思う。

悪かった点

動画の質にムラがありすぎる。これが一番残念だった。紹介されている作品によっては高画質なものもあったけど、一番酷かったのがスプラトゥーンで、画質が荒すぎてレトロゲームみたいになってて悪意を感じた。

撮影禁止な点。けいおんの等身大ポップと椅子が展示されていて明らかに記念撮影スポットなのに撮影禁止と書いてあって何のために展示しているのか謎だった。

資料の統一感がない。ある程度統一してプラスαな形にしてほしかった。映像作品だったらBDのパッケージよりも原画やコンテを資料としてほしい。例えばアイカツのバージョン別カード一覧やアイドルマスターの年表なんかは、単一としては面白い展示ではあったけど、全体的な流れとしては見辛かった。

まとめ

オタク的な観点では、資料的な価値が必ずしも高いわけでもなく、体系的に整理されているかというと中途半端な感じだった。

もちろん、自分の視点に高い客観性が備わっているとは思っていない。ただ、学芸員が各作品をどういう位置付けでどこを評価したのかが知りたいと思った。ディスカッションを交わしながら回ると満足感高くなりそう。

ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム from 1989

ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム from 1989

憧れのYAPC

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YAPCはこれまで関西から遠く眺める憧れの存在だったけど、今年で終わりであるということだったので、勇気を出してYAPC::Asia Tokyo 2015に参加してきた。

参加したセッション

2日目

3日目

傾向

運用や負荷分散の話を中心に回った。2日目に日本語セッションばかり見ていたんだけど、人気が偏っていることがわかった(立ち見したり、会場に入れなかったりした)ので、3日目は一番大きなホールで英語のセッションをゆったり聞くことにした。めちゃくちゃクオリティの高い発表を翻訳が付きで聞けて最高だった。

1日目が参加できなかったり2日目の懇親会に参加できなかったりと、ネットワーキングはそれほどできなかったことは反省。そのかわり久しぶりに会えた人は多くて、その点についてはよかった。

学び

障害は起きるものだし、ヒューマンエラーは起こるものだし、それを前提にしましょうという話が多かった。コンピュータに関する話というよりも、運用する開発者やチームにとってどうあるべきかという話が中心だった。その中で、実際に採用してよかったもの失敗したもの(ツールやルールを含め)の知見を得ることができてよかった。

走りだしたプロダクトは本当に制約が多くて改善が大変なので、良い設計はとても大事で、だけど良い設計を行うには失敗からの学びが必要で、みんなつらいことを経験して乗り越えているんだということがわかった。

その他の感想

スライドに絵文字が多かった。絵文字を多様するスライドが(海外では特に)モダンスタイルなのだと思う。

閉会式ではスタンディングオベーションしたいほど高まっていたんだけど、膝の上にMacがあってスマートにできなくて挫折した。スタンディングオベーションがスムーズに行えないのはIT系勉強会の課題だと思った。

Macbook Airの熱対策

Macbook Air の発熱が本当に問題で、夏場になると動作速度が低下して使い物にならなくなったりする。 今年は猛暑で、熱対策は必須といえる。

対策

保冷剤

ロゴス(LOGOS) 保冷剤 アイスポケット200

ロゴス(LOGOS) 保冷剤 アイスポケット200

冷凍庫にストックしてある保冷剤で冷却する。効果は絶大で、iPhone 5sぐらいの大きさの保冷剤だと20分程度で溶けきり、1時間程度は効果が持続する。

難点は露結による水が発生することで、クラムシェルモードであれば本体外部が濡れるだけで済むんだけど、開いて使っているときにはMBAのキーボードを濡らさないようにしたくて、保冷剤と接する面をどこにするか迷う。

すのこ

風通しがよくなる。しかし木材なので単体だと効果は低い。しかし2枚で100円と格安でコスパ最高。Amazonだと送料が商品の7倍ぐらいするので注意が必要。

すのこ単体で効果を高めたい場合はすのこタン(PC用のアルミ製すのこ)を買うと良さそう。

USB 扇風機

ELECOM USB扇風機 レトロ調スタンド付 シルバー FAN-U18NWH

ELECOM USB扇風機 レトロ調スタンド付 シルバー FAN-U18NWH

すのこと併用すると高い冷却効果を発揮する。

カタカナ選び

自分はカタカナ言葉をよく使う方なんだけれど、それ日本語で言えみたいな話が記事になることがよくある。

r25.yahoo.co.jp

このネタは定期的にネットで話題にされる。

エンジニアの場合

エンジニアは残念なことに、カタカナとは切っても切り離せない。

「そのメソッドの実装はマスターブランチをチェックアウトしてからコミットしてプルリクエストしておいて。」

みたいな言葉、どうやってもわかりやすい日本語にできないと思う。こういうカタカナ(というか頭の中では多分英単語)をそのまま使うしかない状況に慣れているせいで、エンジニアは比較的カタカナに抵抗がないのかもしれない。

アカデミックの場合

最短経路のことを「ショーテストパス(shortest path)」ってよく言う。 たぶん英語論文とか読んで、最短経路よりもshortest pathの方が馴染みが深くなったりしたんじゃないだろうか。

コンテキスト

端的に言って、日本語と英語は直訳で変換できないことの方が多くて、文脈によって日本語訳が変化したりする。 ニュアンス(←これもカタカナだ)の違いみたいなところがある。

例えば「コンテキスト」という言葉を使う時、単に「文脈」と言いたいときではなくて、「背景」や「状況」といった意味も込めていることが多い。「文脈」や「背景」といった言葉よりも「コンテキスト」の方が適切な状況はいくらでもあると思う。

まとめ

言葉はコミュニケーションの道具なので伝わる方を使えばいいんだけど、とにかく日本語を使うのが絶対正しいみたいな風潮だけはやめてほしい。

ラブライブ!μ'sのキャラクター人気ランキング

はじめに

μ's のメンバーはみんな可愛くて魅力的で奇跡。

評価

しかし、アイドルというのは残酷な格差社会でもある。 格差社会における具体的な現象として、1年前に発売された「ラブライブ! Solo Live! II from μ’s」(各キャラクターのソロMIXが収録されている)のAmazon販売価格がキャラによって違うことに気付いてしまった。

Amazonの値引率は売上状況によって最適化されていると考えられる。つまり、値引率の低いものは人気が高いということになる。 ちなみに、値引率は今なお変動している。

ここに、現在の値引率の低さで評価したランキングを記録しておく。

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