体験を購入する
ノマドだとか断捨離だとか、最近は「モノ」に執着しない生き方みたいな流れがあって。それに近い文脈で、プロダクトの「体験」について語られることが増えてきた。例えば、「人々がiPhoneを買うのは、高性能なスマートフォンが欲しいからじゃない。iPhone のある生活、体験を手に入れるためだ」みたいなの。
Amazon Kindleとか
Google Nexus7とか
Google Nexus 7 タブレット 32GB Android Wi-Fiモデル 【日本国内版】
顧客は「最高の読書体験ができる」と思うからPaperwhiteを購入するわけだけど、まだ手にしていないプロダクトだから購入後の体験を想像する必要がある。でも、なかなか正確には想像できないし、購入後の実体験と想像には乖離があることも多い。もっとも想像の助けになるのは店頭でのホットモックだと思うけど、その疑似体験でもまだ足りない。想像と現実のギャップを埋めるようなものが、もっとあればいいのに。