ネット投票の課題
昨日の続き。
インターネットで投票できればいいなぁと思っている反面、実際のところ解決しなければならない課題があることは認識しているので、思いつく課題の書き起こし。
インターネット利用コスト
インターネットの普及率は100%ではないので、投票のために回線を用意しなければならない人もいる。
教育
義務教育を受けた成人であれば鉛筆で名前を書くことは容易だが、現在全ての日本国民が情報教育を受けているわけではない。特に高齢者にとっては投票場に行って立候補者の名前を書いて帰ってくる方がコストが低いと考えられる。
セキュリティ
システムに侵入され不正に投票を操作される恐れがある。
替え玉投票
有権者本人が投票したことを確認しずらい。投票権が売買された場合に見抜くことが難しい。
組織票
ウェブマーケティングによって組織票が左右されやすい。政治に関心が弱く、誰に投票してもいいと思っている有権者の票は、特に左右されやすいと思われる。
まとめ
投票にコストがかかることは、一方で適切な投票のためのフィルタにもなりうる。このバランスは難しいと思うし、安易にインターネットで投票できれば良いと思っているわけではない。