Amazon Primeを解約した
学割*1で加入してから、値上げが続いても10年ほど会員を続けていたAmazon Primeを解約しました。 5900円の年会費を払うのやめます。
解約に至るまでの経緯や、乗り換え先などを備忘として残しておきます。
これまでの利用状況
言うまでもなく最大手のECサイトとして、安さを理由にヘビーユースしてきました。 楽天は宗教上の理由で一切使わないため、何か買う、値段を調べるときは、まずAmazonで調べていました。
学生時代はゲームや家電、一人暮らしにおいては日用品や家電、趣味の諸々*2に加え、コロナ禍ではネットスーパー*3で生鮮食品も購入していました。 セールでは野菜ジュースや飲料水、飲料炭酸水などを消耗品を中心に購入していました。
サブスク系のサービスであるPrime Video、Prime Music、Audibleも利用していました。 テレビ代わりにFire TVをメインで使っていた時期もありますし、動画視聴用にKindle Fireタブレットを今でも使っています。
近年の不満
とはいえ最近のAmazonにはネガティブな印象もありまして、ECについては
といった不満がありました。
これらはまぁ仕方ないと思うところもあったり使い方でカバーできていたのですが、 サブスク系のサービスへの改悪は利用困難なレベルに達しました。
Prime Music: シャッフル再生強制
もう随分昔になりますが、Prime会員はシャッフル再生しかできない仕様になりました。 あるアーティストのアルバムを再生しても、2曲目からランダムな楽曲が流れるということです。
Amazonプライム、配信1億曲に シャッフル再生方式へ - 日本経済新聞
機能制限の発想としては面白いとは思いましたし、適当なBGMを流す程度のユースケースなら許容できるのですが、 やっぱり不便かつ、このレベルの基本機能を使いたいだけでUnlimitedに課金するのは抵抗があり、これ以降Prime Musicはほとんど使わなくなりました。
Prime Video: 広告プラン導入 & 広告の質が悪い
先月から広告が導入され、広告なしで閲覧するには月390円の課金が必要になりました。
Amazon Prime Video、4月8日から広告開始 月390円の広告なしプランも - Impress Watch
これまでも再生時冒頭に広告のような番宣が入っていたので、 「Prime Videoでこんなオリジナル番組やってるぜ!よろしくな!」 程度の広告なら許せるだろうと思って様子見していたのですが…
実際のところ質が低くスキップできない動画広告を1分ほど強制視聴させられることがわかりました。
近年のよかった点
文句ばかり言っているとフェアじゃないので、よかったところも書いておきます。
- Kindle電子書籍関連は体験が良く、Mac版のアプリも改善された
- アプリ内で書籍購入ができなくなったのは不便だが、プラットフォーム都合のため致し方なし
- Amazon Freshで決済後、配送されるまでは商品を追加で決済できて、追加分もまとめて届けてくれる
- 注文時に置き配に関する指示ができ、UIも必要十分で困らない
解約の意思決定
- 他のECサイトとの有意差がなくなっていて、Amazonが格安だと感じない。利用頻度が減っている
- 同じ価格帯でヨドバシドットコムやビックカメラで買えて、ヨドバシの方が配送の体験が良い
- 課金を継続していた理由の大部分がPrime Videoだったが、利用継続が困難になった
- かつ、代替できる動画配信サービスの目処が付いた(後述)
- Amazon FreshがPrime会員限定のサービスではなくなった*5
- Prime Dayに代表されるセールにも会員のメリットを大きく感じない
など検討した結果、もうPrime会員は解約してもよいかなとの結論になりました。
乗り換え先、代替サービス
解約にあたっての乗り換え先をご紹介します。
動画配信
DMM TV
- Amazon Primeで見ていたアニメがだいたい網羅されており不満なし。
- Fireタブレットのアプリがないのが若干不便だが、ニッチすぎるので致し方なし
音楽配信
Youtube Music
- Prime Music が改悪された頃から移行済み
食品系EC
- 生協に加入して利用
- 使い勝手が特殊だが慣れれば便利。アプリの出来もよく体験がいい
- 価格も悪くない
まとめ
この10年でECサイトが普及してきたんだな〜各社頑張ってるな〜と感慨深くなりました。 Primeは解約しても電子書籍中心にこれからもAmazonは使い続けます。 おわり