「マスコミのテロ被害者実名報道」と「ネットのいじめ加害者実名暴露」
「マスコミのテロ被害者実名報道」と「ネットのいじめ加害者実名晒し」の違いについて、みんなどういう認識なんですかね。
— あずきゃっとぺろぺろさん (@fist0) 1月 24, 2013
人質テロの犠牲者氏名公表求めた内閣記者クラブに批判殺到 (1/2) : J-CASTニュース
この件でマスコミが叩かれまくっていて、その批判でご尤もなんだけれど、そういえば似たようなことが昔あったなぁと。
いじめ加害者実名暴露のデヴィ夫人に、85.2%が「支持する」と回答
詳細な事情に違いはあれど、類似案件ですよね。報道機関は自らの正義に則り実名報道し、デヴィ夫人は自らの正義に則り実名暴露した。マスコミは便乗して実名報道を続け、ネットは便乗して実名暴露を続けた。
仮に、いじめ加害者実名暴露を支持していた人が、今回のテロ被害者実名報道に批判的なのであれば、この両者の問題は本質的に何が違うんだろうか。どういう認識なのか、誰か言語化してほしい。
蛇足:僕はこう思ったッス
ネット上で一個人が行ったことと、報道機関の一員が行ったことでは、まったく意味が違うかな。見方によっては、報道機関のモラルレベルはネット上の一個人と同じということになる。この件は報道機関の信頼を失墜させる残念な行為だと思う。
ただ、この一件でデヴィ夫人の行動は正しかったのかどうか疑問に持ってもいいんじゃないの。独善的な正義を振りかざすことには、時として悪になることを認識するべきだと思う。
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