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Cat of AZ

Non Stop Thinking

声優と京アニとたまこまーけっと

僕はアニメが好きなのと同時に声優が好きだ。命が吹き込まれた声が好きだし、役を演じる声優という職業が好きだ。そして京アニが好きだし、「たまこまーけっと」が好きだ。

声優オタ的な視点から見る「たまこまーけっと」が大好きな理由と、その背景を、少しだけ語る。

声優

僕は、役者としての声優が好きだ。(本来ならばここでアイドル化が進む声優業界について原稿用紙5枚分くらいの文章が入るのだけれど、今回は省略する。)声優がアイドル化していくことを嫌うわけではないが、声優が可愛かったりするのはおまけでいいと思っている。それよりも、素晴らしい役を演じてくれることのほうが大切だと思っているし、だからこそ声優に起用された芸能タレントが棒読みだったときはとても残念な気持ちになる。声優は声で評価されるべきだ。

声優は役者だから、キャラクターを演じてほしい。僕らが見たいのは「碇シンジを演じる緒方恵美」ではなく、「緒方恵美が演じる碇シンジ」だ。碇シンジの中に、緒方恵美がいるだけなんだ。あるいは緒方恵美の存在さえ気付かない人もいる。それが声優という職業のカッコイイところだと思っている。

ときどき、声優の印象が強すぎてキャラクターを食ってしまうことがある。その原因の一つは、知名度が高すぎることだ。「まおゆうは福山・小清水アニメだね^^」と言われると、あれ?と思ったりする。コンテキストにもよるんだけど、その感想が一番最初に出てくるのは、アニメじゃなくて声優を見てるんじゃないかと思ってしまう。まおゆうの見どころは魔王のおっぱいと、魔王のデレと、魔王のおっぱいだ。そして、おっぱい魔王が小清水亜美というところに意味があるんじゃないのか!!!

話が逸れた。つまりはアニメにおいて声優が主張しすぎるのはよくないと思っている。

京アニ

僕は京アニが好きだ。丁寧で繊細な作画が好きだし、柔らかく豊かな表情が好きだし、引き込まれるような演出が好きだ。京アニ作品の中でも、けいおん!は特に好きなんだけれど、その理由の一つがあずにゃんこと中野梓のキャスティングにある。

当時、突然現れたわけですよ、あずにゃん役の竹達彩奈は。それまで多くの人が、彼女の存在を知らなかった。ほぼ無名の彼女が、あずにゃんをぴったり演じている。そのキャスティングと、演技力の素晴らしさ。予想外で想像もしてなかった、けれど彼女以外ありえない。原石を発掘して輝かせるような、前衛的かつ前向きなキャスティングだと思う。だから僕はあずにゃんが好きだし、竹達彩奈が好きだし、けいおんが好きだし、京アニが好きだ。

(本来ならば、その対極にあるシャフトについて原稿用紙10枚分くらいの文章が入るのだけれど、今回は省略する。)氷菓は面白かったし、素晴らしい作品だった。本当に素晴らしかった。だけど声優オタとしての僕は、中二病の方が好きだ。

たまこまーけっと

僕はたまこまーけっとが好きだ。まさに原石を輝かせるようなキャスティングが好きだ。まだ大々的に売れていない声優をメインに起用して、役にピタリと合っている。若手声優の可能性を感じるし、最高にクールだと思っている。

話は声優に戻るが、僕はもっと若手声優に活躍してほしいと思っている。椅子取りゲームで厳しい業界だから、実力のある人たちにチャンスが巡ってほしいと思う。だからこそ、声優に起用された芸能タレントが棒読みだったときには、とても残念な気持ちになる。声優は声で評価されるべきだ。

京アニは声優の可能性を示してくれる。たまこまーけっとは、そんな京アニらしい作品だと思う。僕は声優が好きで、京アニが好きで、たまこまーけっとが好きだ。

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