Cat of AZ

Non Stop Thinking

クラフトビール「月面画報」が期間限定セールで安い

[Amazon.co.jp限定]クラフトビール 月面画報 350ml×12本

[Amazon.co.jp限定]クラフトビール 月面画報 350ml×12本

概要

あの激旨いビール「よなよなエール」を製造しているヤッホーブルーイングがAmazon限定で販売している「月面画報」というクラフトビールがあって、なんと今なら期間限定で激安で手に入る。

[Amazon.co.jp限定]クラフトビール 月面画報 350ml×6本

セール前は12本3900円だったところが、今なら1680円で買える。半額以下。 1本あたり139円というクラフトビールとは思えないお値段。

ちなみに6本入りだと1本あたり162円なので、12本入りがお買い得。

5/16までの期間限定価格らしいのでお早めに。

参考

yohobrewing.com

よなよなエール 350ml×24本

よなよなエール 350ml×24本

「大学院は簡単」

news.livedoor.com

まとめ

東京大学大学院情報学環教育部」は一般的な大学院ではない。大学院の名を冠してはいるが、専門教育を実施している教育機関であり、入学すると「教育部特別研究生」になる。修士課程も博士課程もない。卒業すると修士号が取得できるわけではない。

東京大学の名を冠しているため、学歴ロンダリング*1によく使われるらしい。教育部の存在自体が、東大の広報活動の一環であるという見方もあるそうな。

所感

大げさな見出しでPVを稼ぐのは下品に感じた。

この発言に対して第三者が言及する場合に、学部と大学院の入試を比較した議論はあまり意味がないように感じる。

*1:ロンダリングというよりもドレスアップという方が正しいかもしれない

咲-Saki- 14巻 初回限定特装版『咲日和』オリジナルアニメDVD付き

買います。

咲-Saki- 14巻 初回限定特装版『咲日和』オリジナルアニメDVD付き (SEコミックスプレミアム)

購入難易度

咲はコミック新刊が出る間隔が長くて、そのために記憶を失うので購入が難しい。読んだら思い出すけど、読まないと思い出せない。今も13巻を買った記憶が曖昧で、とりあえず14巻は買ったけど、13巻も買わないといけないかもしれない。Kindleでリリースされている場合には、Kindleの試し読みで確認することができる。

攻略法

購入が難しいコミックは予約が始まったことに気付いた瞬間にAmazonでポチっておけば履歴が残るので重複購入する心配がない。

すでに販売されている場合には、Kindleの試し読みをすればよい。

濃縮還元

ジュースでよく使われる「濃縮還元」という言葉は面白くて、「濃縮」と「還元」という真逆の操作を順番に行ったことを表す言葉だけど、似たような構造の言葉をすぐに思いつかない。

例えばデータに対して、これは圧縮解凍されたファイルです、とか、これは解凍圧縮したzipです、なんてことはまず言わない。.rarを解凍圧縮した.zip、だったら状況としてはありうるかもしれないけれど、その場合、.rarを.zipに変換した、と言った方が自然なように思える。

一度冷凍してから解凍した豚肉を、これは冷凍解凍した豚肉です、と言うこともない。解凍した豚肉です、と言えば、冷凍されていたであろうことが推測できる。豚肉を圧縮していたのかな?と迷う人は多分いない。

おそらく、「還元」という言葉が、対象を広く取る単語だからだと思う。「還元オレンジジュース」だけだと、酸化したオレンジを還元したという意味にも取れるし、生産者に利益が還元されるという意味にも取れなくはない。いろいろ想像できてしまうので、濃縮還元と表現するのは自然だと思う。それに、代わりとなる言葉も思いつかない。

似たような構造の言葉で思いついたのは、日本語ではないけど釣り用語の「キャッチ&リリース」がそうかもしれない。けど、リリースした魚は手元に残らないので、「これはキャッチ・アンド・リリース・フィッシュです」と言うシーンはない。

ドローン(クアドロコプター)が欲しい

欲しくなったので購入を検討するシリーズです。最近世間を騒がしたテロ事件で使用されたというドローンを見て、AR.Drone以外にもドローンってあるんだなぁと思って調べたのがキッカケ。

AR.Drone

AR.Drone 2.0 Power Edition (「HDバッテリー」×2本、「カラープロペラ」×3色同梱)

ドローンと聞いてまず思い浮かべるのがこれ。思ってたよりも高価で、4万円もする。さすがに手が出せないなぁと思うわけだけど、選択肢は他にもたくさんあった。

候補

Syma製 (約7500円)

Amazonで「ドローン」を検索したときのベストセラー1位。空撮、スマホアプリ中継に対応。良さそう。Symaというメーカーは初めて聞いたが、ちょっと変わった玩具が多い。

Syma X5C-1 (約8500円)

Syma X5C-1 2.4GHzの6軸ジャイロRCクワッドロータードローンUAV RTF UFO200万画素HDカメラ付き

これもSyma製。写真を見ると、こちらの方が品質は良さそうだけど、スマホアプリの中継機能はないみたい。

ジーフォース製 (約10000円)

Hubsan X4 HD (ワインレッド) H107C-1

HDカメラ搭載。SDカードに記録するタイプで、スマホアプリ中継はなさそう。商品写真を見る限り、作りがしっかりしていそう。ドローンの事件以後値上がりしたみたいなので、売れ筋と思われる。

I.T. outlet製 (約6500円)

【高画質 カメラ搭載 4chクアッドコプター+2GB SDカード】 ラジコン ヘリコプター 空撮 動画 TV 再生【曲芸飛行でド迫力空撮映像が撮れる】

ヘリコプターラジコンのカテゴリでベストセラー1位。曲芸飛行が売りっぽい。カメラ付きだがスマホアプリ中継機能はない。写真を見る限りではジーフォース製と同じに見える。販売元が違うだけで中身は同じかもしれない。

Galaxy Visitor 6 (約26000円)

Galaxy Visitor6 RTFマルチコプター(ドローン)(ブルー)(ギャラクシービジター6) [おもちゃ&ホビー]

ハイテック マルチプレックス ジャパン製。AR.Droneほどではないにしろ高価格帯。カメラ付き。FPV*1と書いてあるので、おそらくスマホアプリ連携できる。写真から安定感を感じるので、値が張るからには良いものなのだろう。

まとめ

どれも意外と安かった。1万円あればちゃんとしたドローンが買えそう。しかもカメラが付いていてよい。

過去に小さいラジコンヘリを買ったことがあるんだけど、部屋で飛ばしてたら1日で壊れたことがある。フローリングへの落下の衝撃が原因だった。 購入するなら簡単に壊れないものが欲しいし、購入したら広い場所で飛ばしたい。とはいえ、高価なドローンが壊れたら悲しいので、どれを買えばいいのか悩むところ。

初めて買うのであれば、スマホアプリ中継ができて安価なSyma製のものが良さそう。気候も暖かくなってきたし、外に飛ばしにいきたい。

カメラ付 RC ラジコン クアッドコプター マルチコプター コントローラ付き 【上昇・下降、右・左旋回、前進・後進、静止画・動画撮影:200万画素】 4CH 2.4G REMOTE CONTROL QUADCOPTER ホワイト

余談

大好きな映画の一つ、「3 idiots(邦題:きっと、うまくいく)」の中で、ドローン(クアドロコプター)は技術的に実現困難な「工学の壁」として描かれる。それが今や1万円で手に入る時代になったことに、驚きと喜びを感じる。みんな手に入れて遊んで欲しい。壊さないように外で遊んで欲しい。

きっと、うまくいく [Blu-ray]

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*1:First Person Viewの略

ネット投票の課題

昨日の続き。

fisto.hatenablog.com

インターネットで投票できればいいなぁと思っている反面、実際のところ解決しなければならない課題があることは認識しているので、思いつく課題の書き起こし。

インターネット利用コスト

インターネットの普及率は100%ではないので、投票のために回線を用意しなければならない人もいる。

教育

義務教育を受けた成人であれば鉛筆で名前を書くことは容易だが、現在全ての日本国民が情報教育を受けているわけではない。特に高齢者にとっては投票場に行って立候補者の名前を書いて帰ってくる方がコストが低いと考えられる。

セキュリティ

システムに侵入され不正に投票を操作される恐れがある。

替え玉投票

有権者本人が投票したことを確認しずらい。投票権が売買された場合に見抜くことが難しい。

組織票

ウェブマーケティングによって組織票が左右されやすい。政治に関心が弱く、誰に投票してもいいと思っている有権者の票は、特に左右されやすいと思われる。

まとめ

投票にコストがかかることは、一方で適切な投票のためのフィルタにもなりうる。このバランスは難しいと思うし、安易にインターネットで投票できれば良いと思っているわけではない。

投票について思うこと

今月は統一地方選挙だった。ということで、選挙と投票について最近知ったことや思ったことなど。

投票率

基本的に投票率は高い方がいいと言われていて、しかし最近の選挙の投票率は決して高くない。特に若い世代の投票率は低く、皮肉として10代の投票率が0%だとか言われたりする*1

少なくとも自分の周囲の同世代の方々、政治の知識も関心もあるし、昔は若い世代の投票率が低いことが不思議だったんだけれども、最近は仕方ないのかなぁ、と思うようになった。

投票のコスト

去年から一人暮らしをしていて、それまではずっと実家暮らしだったんだけど、実家の投票のコストはとても低かった。投票所は地元の中学校で、徒歩圏内にあるので軽い散歩を兼ねてふらっと投票に行くことができる。しかも、地元の中学校は母校なので、昔を懐かしむこともできる。特に用がないと母校の中学校に行くことなんてないし、しかも最近はすぐに不審者になってしまう世の中なので、迂闊に近づけないことも考えると、選挙はちょうどいい機会だとすら思える。

他の選挙区の話をあまり考えたことがなかったので、自分の投票区は一般的な投票環境と選挙コストだと思っていたんだけれど、どうやら一般的でもないらしい。

いま一人暮らしをしている投票区だと、投票所までそこそこの距離があるらしく移動コストが高い。住民票を移していないので投票したことはないけれど、相当めんどくさいと思う。投票所が小学校なので普段入れないというお得感は多少あるものの、それでも移動コストの方が高すぎる。これが集会所や自治会館だったりすれば、よほど政治への関心が強くないとコストを払う気にはなれないと思うし、多くの人にとって投票はただ面倒な作業になると思う。

期日前投票も同様にコストが高くて、市役所は遠いし、営業時間は短いし、大変面倒である。平日の昼間にわざわざ市役所に行ける人がどれほどいるのか。期日前投票に何度か行ったことがあるけど、高齢者ばかりだったように記憶している。

結局のところ、清き一票を行使するために、どれだけのコストを払えるのか、と考えると、それほど大きいコストは払いたくないだろうし、投票率が低くなるのも、やむなしなのではと思ったりした。田舎はどうなってるんだろう。過疎地だと投票コストが跳ね上がる気がするんだけれど。

まとめ

早くインターネットで投票できるようになってほしい。インターネットであれば投票コストは激減するし、投票率は間違いなく上昇する。

インターネットで選挙をやろうと思うといろいろ問題はあるだろうけれど、早く乗り越えてほしい。

ハンモックが欲しい

Sifflus(シフラス) 自立式ポータブルハンモック ゆらり A-1 WH SFF-01-WH WH

ハンモックが欲しいので購入検討した。

欲しいもの

欲しいのは、室内に置ける、スタンドで自立するやつ。ハンモックを吊るすために2本の樹木を別途用意することは現実的に難しい。素材には特にこだわらないけれど、部屋が狭いのでスタンドは使わないときに簡単に分解して収納できると嬉しい。資金は多くないので出来る限り安くで買いたい。

候補

IKEA(約14000円)

www.ikea.com

キャスターが付いていてハンモックを展開したまま移動できるらしい。広い部屋ならキャスターは便利そう。ちなみに素材がポリエステルなのでちょっと硬いかもしれないという懸念がある。

ノルコーポレーション(約7000円)

アマゾンでハンモック・ベストセラー1位。ポータブルで折りたためる。

ハンモックとスタンドを別々に買う(約5000円)

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) スチールポールハンモックスタンド101 ブラック M-7680

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) スチールポールハンモックスタンド101 ブラック M-7680

Amazonで安いやつを選んで組み合わせると5000円で作れる。この2点だけで構築できるかは不明。しかし安い。収納せずに常設するならこれでよさそう。

椅子にもなると良い

http://i.gyazo.com/9107be4277898b261e25d573eb8d627d.png

忘れられなかったので検索したら発見。

Sifflus 2WAY ハンモック&チェア(約16000円)

椅子にもなるハンモックなので、商品名に「2WAY」と付いている。あの日、雑貨屋に置いてあった商品。欲しい。

Sifflus 3WAY ハンモック&チェア+One(約20000円)

椅子にもなって、さらにスタンドに物干し竿を付けることができる3WAYハンモック。物干し竿も欲しいけど、物干し竿のために4000円と考えてしまうとお高く感じる。物干し竿は自作できそう。

Sifflus ハンモック(約7000円)

Sifflus(シフラス) 自立式ポータブルハンモック ゆらり A-1 WH SFF-01-WH WH

Sifflus(シフラス) 自立式ポータブルハンモック ゆらり A-1 WH SFF-01-WH WH

2WAY、3WAYと同じSifflus製のハンモックで、椅子にならない旧モデル。質が良さそう。

まとめ

たくさん選択肢があって、どれを買えばいいのかわからない。商品ページを見ている限りではSifflus製のハンモックはかなり良さそう。公式ページも雰囲気がいい(ただし商品ページの場所はわかりにくい)。

2WAY自立式ポータブルハンモック &チェアー C-1 -BLACK- | sifflus(シフラス)

一昔前に比べたら、夢のハンモックライフがすぐ手の届くところにあって嬉しい。とりあえず様子を見つつ、近々導入したい。

メルゴールの「チェア」

bylines.news.yahoo.co.jp

以下、引用。

ノルウェー出身のビャルネ・メルゴールは、現在ニューヨークを拠点に活動し、ノルウェーを代表する現代で最も重要なアーティストの1人として評価されている。

メルゴールという方は有名なアーティストらしい。さらに引用。

メルゴールには、黒人女性が「椅子」となった作品「チェア」をはじめとして、「差別的だ」と批判されがちな作品も多い。

この「チェア」という作品が言葉だけでは想像できず、どんな作品なのだろうと「メルゴール チェア」で検索したものの画像が見つからず。「メルゴール」という名前で検索してもアーティストに関する情報がほとんど出てこない。

メルゴール チェア - Google 検索

ということで、英語で「MELGAARD Chair」と検索したら作品を見ることができた。

http://blogs.artinfo.com/artintheair/files/2014/01/Bjarne-Melgaard-Allen-Jones-Remakes.jpg

衝撃的な椅子である。座っている画像もあった。

http://i.guim.co.uk/static/w-620/h--/q-95/sys-images/Guardian/About/General/2014/1/21/1390310757363/The-original-photo-of-Das-003.jpg

余談

「MELGAARD Chair」の検索で、白人女性が椅子になっている作品も出てきた。これはAllen Jonesというアーティストの作品で、題は「チェア」。メルゴールの「チェア」はパロディ?

http://www.tate.org.uk/art/images/work/T/T03/T03244_10.jpg

さらに余談

テーブルもあるらしい。

http://www.designartnews.com/media/users/akrol/originals/20_6391.jpg

まとめ

ニュース記事の情報は断片的でコンテキストを正しく読み取るのが難しい。以下の記事をちゃんと読めばわかると思う。

www.theguardian.com

www.theguardian.com

ベイマックスなどの感想

2014年も残すところあと少し。振り返ってみれば、あんまりブログ書いてない。 ブログだけでなく、インターネットへのアウトプットが全体的に減ったように感じる。生活が変わって忙しかったからなのか、アウトプットしたい気持ちが減ったからなのか。

ともかく、ベイマックス見たら何か書きたい気持ちになった。 今年は何度も映画館に足を運んだような気がするので、全体的に振り返ってもみたい。

2014年に見た映画

ちゃんと覚えてないので網羅できないのだけど、以下の作品は劇場で見た。

アニメ映画が本当に増えた。アニメ以外も見た気がするけど、よく思い出せない。個別に感想を書く元気がないので割愛するけれど、どれも面白かったと思う。 劇場上映されるアニメが全て劇場版というわけではないらしく、OVAを期間限定上映しているという作品も多かったみたい。なので、それは映画じゃないと言われるとそうかもしれない。

ベイマックス(ネタバレかもしれない)

これぞアメコミといった面白さだった。面白かったんだけど、予想を超える面白さというわけではなかった。それは、ベイマックスというキャラクターに、期待以上の強い魅力を感じなかったところが大きい。

ベイマックスはSFのロボットとしては人間味や個性があんまりない。人工知能というより、プログラムっぽい。まぁフィクションなのでプログラムといってもやってることは人工知能っぽいんだけど、それでも人間味がなくて、なぜかというとベイマックスには自我がない。ベイマックスはロボットとして作り手のプログラムしたとおりにしか動かない、ヒロの健康を守るために行動する、という描写が終始徹底されている。だから人間味がないんだと思う。ベイマックスは一人のキャラクターというよりも、主人公の兄・タダシの遺品であり、タダシの意思や魂のような印象の方が強かった。ベイマックスのカードにもタダシの名前が書かれていたし。

これは、制作サイドの工学に対するこだわりなのかもしれない。現実のロボットというのは、残念なことに、自己アップデートで自我を獲得したりはしない。それ故にSFのロボットには夢があるんだけど、現実は夢ばかりではないというか。作中では、ベイマックスの制作過程で疲労するタダシの描写があるんだけど、そのシーンはすごく簡単に終わってしまう。ヒロがマイクロボットの制作に打ち込むシーンも早送りであっという間に終わる。 出来上がった完全なものしか見せない、作り手の苦労は見せない、という工学への美学のようなものがある。そのような美学で、ロボットはプログラムされた通りにしか動かない、と徹底したのかもしれない。

というわけで、ロボットの個性に対してかなり現実的でシビアだと感じたし、個人的にはロボットの個性にはもうちょっと夢があって欲しかったと思う。 過去作を持ちだして比較するのも失礼なのだけど、シュガー・ラッシュのような、プログラムだけど個性があって人間味のあるキャラクターの、苦悩の姿の方が感動したかな。

とはいえ、ベイマックスはロボット工学の天才・ヒロが中心の物語なので、夢物語すぎるのもよくないんだろうなぁ。

ベイマックスのマーケティングについて

自分はベイマックスというキャラクターを中心に見てしまったんだけれども、原題は「BIG HERO 6」であり、ベイマックスと理系オタク5人の6人組ヒーローのお話なんですよね。 それでいて日本ではふわもふ系感動ストーリーとして宣伝されていて、Twitterでは非難するRTもよく見かける。

だけど、個人的にはあんまり的を外した宣伝とは思えなくて、ストーリーは理系オタクがヒーローになって戦う話なんだけど、ベイマックスには兄を失ったヒロを癒やすという目的があるし、その目的は物語の最後まで貫かれている。キャッチコピーの「泣きたいときは、泣いてもいいんですよ」や「あなたの心とカラダを守ります」はずっとベイマックスの根底に流れている。というわけで、あの宣伝の打ち方は正しいんじゃないの派です。劇場の子供たちが、日常シーンでのベイマックスとの掛け合いに大笑いしてたし。

あとタイトルも原題の「BIG HERO 6」より「ベイマックス」の方が簡潔で良い気がする。またシュガー・ラッシュを持ちだすけれど、原題の「Wreck-It Ralph」よりも「シュガー・ラッシュ」の方がわかりやすくてよかった。

シュガー・ラッシュ

作中に日本文化が多く出てきた点でもシュガー・ラッシュを彷彿とさせたし、ベイマックスのラストシーンはすごくシュガー・ラッシュっぽかった。ベイマックスが親指を立てながら溶鉱炉に沈んでいく的なシーンは涙無しには見られなかった。

SFの話

2014年はSFがだんだん身近な存在になってきたと実感した。「楽園追放」のようなガチSFもあれば、「妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」では原理とか理屈とかすっ飛ばしてタイムスリップしてて、それでいて世界線を飛び越えることで問題が解決したりしていて、タイムパラドックスがどこ吹く風といった感じ*1。そんな中でのアンチSFなベイマックスの個性には、新しいSFの流れを感じた。科学技術の発展に伴ったリアリティとの共存が重要になってくると思う。一方でリアリティを追求しすぎると夢がなくなりすぎるので、そういった難しさがありそう。

結び

来年もどうぞ宜しくお願いします。

*1:映画としてはBack to the Futureの流れを汲んでおり、たいへん面白かった